基礎化粧品メーカーのナチュラルサイエンス(本社東京)が白老町虎杖浜で運営する庭園施設「ナチュの森」で6日、同町虎杖浜の陶芸家吉田南岳さん(64)を講師にした陶芸体験教室が開かれた。町民ら6人が参加し、茶わんや盛り皿、カップ作りを楽しんだ。
参加者は、自作の茶わんや皿が食卓に並んだ光景などを想像しながら、滋賀県甲賀市信楽産の粘土を練り、思い思いのデザインに仕上げた。町石山に住む50代の女性は「自作の茶わんで食べるごはんは、飛び切りおいしいと聞いた。完成が待ち遠しい」と話した。
教室では器の形を仕上げる作業まで行い、今後、窯で焼いた後、参加者に作品が届けられる。
吉田さんは1958年白老町生まれ。86年に登別市の故宇都宮誠志氏に師事し、2010年に独立。道内外で作陶展を開くなど精力的に活動している。今年、ポロト湖畔に開業した星野リゾートの温泉旅館「界 ポロト」に自作を提供した。