札幌市を拠点に活動する人形劇団「お楽しみ劇場ガウチョス」の人形劇公演が4日、白老町子育てふれあいセンターすくすく3・9で開かれ、町内の乳幼児から小学生までの子どもたちとその保護者約100人が鑑賞した。
白老文化観光推進実行委員会が、町内で今秋開催を予定している文化芸術プロジェクト「ルーツ&アーツしらおい 白老文化芸術共創」の一環として主催した。
ステージは屋外に設けられ、子どもたちはマリオネット(糸操り人形)のライオン、ペンギン、オランウータンたちがアコーディオンの演奏に合わせてバーベル上げや空中ブランコを披露する「どうぶつのサーカス」などの演目を楽しんだ。個性豊かな人形の繰り広げるにぎやかな舞台に、大きな拍手が送られた。
同センターでの同劇団の公演は初めて。ユニークな人形劇を各地で上演しており、劇団名には大草原を自由に行き来する南米アルゼンチンなどの牧童「ガウチョ」のように、自由な発想で人形劇を作っていきたいとの思いが込められている。
企画に携わった「ルーツ&アーツしらおい 白老文化芸術共創」の関係者は「白老で広がる芸術、文化の楽しさや魅力を幅広い世代の人たちに体感してもらいたい」と話していた。