安平町の遠浅小学校(奥本政一校長)で5月31日、2022年度北海道人権擁護啓発委託事業として「人権の花」の贈呈式と植栽が行われた。1、2年生6人が、受け取った花の苗をプランターに植えた。
協力しながら花を育てることで命の大切さや思いやりの心を学び、人権尊重の精神を児童に身に付けてもらおうと、法務省などが1982年から実施。今年度は安平町が札幌法務局苫小牧支局、苫小牧人権擁護委員協議会の管内で委託されており、17日までに町内の小学校4校にそれぞれ花の苗75株、プランター12個が贈られる。
この日は人権イメージキャラクター「人KENまもる君」も来校し、児童たちは大喜び。贈呈式で同協議会の金川優美子人権擁護委員が「お花を植えることでお友達にも優しい気持ちを持って」と呼び掛け、代表児童に目録を贈った。この後、玄関前に移動して花壇とプランターの整備作業を行った。マリーゴールドやベゴニア、ホウセンカなど色鮮やかな花の苗を植え、水やりなどをした。
2年生の吉田紗彩さん(7)は「きれいな花を選んで植えるのが楽しかった。お世話を頑張り、元気に育ってほしい」と話していた。