カラフルな糸で現代風に 塩田のり子さん アイヌ文様刺しゅう展  白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年6月1日

 白老町末広町のしらおいイオル事務所チキサニで、工芸家、塩田のり子さん(75)=町大町=のアイヌ文様刺しゅう展が開かれている。7月20日まで。

 展示するのは、はんてん、タペストリー、コースター、ポーチなど計29作品。刺しゅうの文様は樹木が芽吹く様子や渦巻き型の山菜、フクロウの表情などから題材を得たという。いずれも伝統の線を生かしながらカラフルな糸で現代風に仕上げており、同事務所を運営する白老モシリの担当者は「自然をモチーフにしたデザインと美しいアイヌ文様が融合した作品をご覧ください」と呼び掛けている。

 塩田さんは23歳から刺しゅうを手掛け、若い時は背広の仕立てで生計を立てていた。趣味は山菜採りで、29歳の時に町森野地区で見つけた直径約50センチのサルノコシカケ科のキノコも展示している。

 午前9時~午後4時。月曜休館で、月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館する。問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。

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