【キーウ(キエフ)AFP時事】ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は5月31日、同国軍が「最後の拠点」としているセベロドネツクにある化学工場で、ロシア軍が硝酸入りのタンクを空爆したことを明らかにした。通信アプリ「テレグラム」に投稿した。
ガイダイ知事は「硝酸は吸い込んだり、飲み込んだり、肌に触れたら危険だ」と指摘。市内に残っている住民に「シェルターから出てはいけない!」と呼び掛けた上で、「防護用マスクを準備するよう」求めた。
一方、親ロシア派の代表者はテレグラムで、ウクライナ当局の支配地域でタンクが「爆発した」と説明。「化学工場で化学物質を含むコンテナが吹き飛んだ。初期分析ではこれは硝酸だ」と書き込んだ。