厚真町観光協会は26日、町総合福祉センターで2022年度総会を開いた。昨年度事業報告の後、胆振総合振興局の教育旅行(修学旅行や宿泊学習)を誘致するなどの今年度事業計画を決定。任期満了に伴う役員改選で池川徹会長を再任した。
昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で書面総会となり、3年ぶりに対面で開催した。
事務局は昨年度事業について、コロナ禍であつま田舎まつりなど7事業を中止し、物産販売がストップしたことや、田んぼのオーナー事業で例年5月に行う田植え体験会を見送ったことを説明。胆振東部地震以降、力を入れている被災地ガイドには16組1190人、被災地ツアーと避難所運営体験を組み合わせた「震災学習プログラム」には2組380人ほどの利用があったことを報告した。
今年度は田んぼのオーナー事業に59件81区画(前年度比7件14区画増)の申し込みがあり、田植え体験会を実施。今後は50回の節目を迎える田舎まつり(7月30、31両日、表町公園)の開催をはじめ、昨年度好評を得たプチあつマルシェでの物産販売や食・観光資源PRを行う。震災学習プログラムのプロモーションを強化し、北海道観光振興機構や胆振総合振興局の教育旅行の誘致に取り組むことも決めた。
池川会長は「しばらくコロナと付き合うことになるが、新しい事業にも取り組んでいきたい。元気な観光協会、よりよいまちづくりに努めていく」と結束を呼び掛けた。