日本、米国、オーストラリア、インド4カ国の連携枠組み「クアッド」は24日、首相官邸で対面の首脳会議を開いた。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた連携を確認。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐっても意見交換する見通しだ。
岸田文雄首相は冒頭、ロシアの軍事侵攻に触れ「インド太平洋地域で同じようなことを起こしてはならない」と述べた。
クアッドの首脳会議は4回目。岸田氏、バイデン米大統領、モディ印首相に加え、23日に就任したアルバニージー豪首相が出席した。
クアッドは2019年9月に外相会合を初開催。首脳会議は21年3月と22年3月にオンライン、21年9月に対面で行われた。