有森さん技術伝える 小、中学生対象にマラソン教室

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年5月23日

 「Arimori Cupマラソン教室」が22日、むかわ町穂別のリバーサイドパークで開かれた。1992年のバルセロナ五輪で銀メダル、96年にアトランタ五輪で銅メダルを獲得した有森裕子さんが、長距離走の技術を穂別小、中学校に通う児童、生徒合わせて31人に伝えた。

 有森さんは例年、マザーズ・フォレスト町民植樹祭に合わせて来町し、自身の冠でマラソン大会を開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、穂別地区の小中学生を対象としたマラソン教室を代わりに開いた。

 児童、生徒たちはウオーミングアップで有森さんと長距離を走ったほか、もも上げやステップなどのトレーニングを反復。最後は3チームに分かれてリレーを楽しんだ。穂別小5年の本田飛羽君(10)は「リレーができて楽しかった。いろいろと教えてもらえてよかった」と話していた。

 有森さんは、長距離走のポイントとして「リズムが大事。肩の力を抜いて、腕は小刻みに振ること」アドバイス。「もちろん勝った方がいいけれど、大事なのは一生懸命やること。そうすれば、応援してくれる人が増える」と言い、「強くなる人は、目標ややりたいことを懸命にやる人です」とメッセージを送った。

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