安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」は28日、運動パフォーマンスの向上やけがの予防などを目的に「運動塾」を安平小学校体育館で開いた。北星病院(千歳市)の理学療法士が講師となり、子どもらの身体能力アップにつながる効果的なトレーニング法などを指導した。
技術や戦術といった競技面とは違った側面に視点を置いた取り組み。病院とタイアップして行うのは初めてだが、町内をはじめ厚真町、千歳市から小中学生24人とその保護者から申し込みがあり、予想以上の反響があった。
参加者は片足立ちや片足跳び、プランクなど体幹トレーニングといったメニューをこなし、その前後に垂直跳びや20メートル走の体力測定を行い、成長度合いを確認。千歳日の出小学校の藤井那知君(11)は「20メートル走のタイムが良くなった。体力や筋力が付いたと思うし、これからも家でやっていけば良くなると思う。ためになった」と笑顔で振り返る。
同病院スタッフは「記録が良くなっている人は筋力がうまく使えているということ。家でも継続してやってみて」とアドバイスしていた。