日高管内7町で構成する日高地域広域公共交通確保対策協議会(会長=大野克之新ひだか町長)の支援を受けて、同地域の広域公共交通に使用する大型ノンステップバス5台が9日、道南バス(長谷川義郎社長)に初めて納入された。
新ひだか町静内真歌の駐車場で神事を行い、道南バスと同協議会、日高町村会、納車した三菱ふそうトラック・バスの関係者約20人が出席。長谷川社長と大野町長が玉串をささげて安全を祈願した。
JR日高線の廃止区間(鵡川―様似)を運行するノンステップバスとして購入。1台の価格は、運賃箱や新型コロナウイルス対策などの特注設備を含めて2000万円余りという。
長谷川社長は「長い距離も安全で乗り心地がよく、地域住民の足を守っていきたい。障害者や高齢者に優しく、コロナ対策もしており安心して利用してほしい」と話した。
大野町長は「長く利用していけるバスとして、地域住民の足の確保と安全運行を願っている」と語った。運行開始は、今月中旬からを予定している。