そば打ち体験 追分高3年生 職人の技に触れる

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年10月30日

 安平町の追分高校(大浦充校長)は28日、学社融合事業の一環として、「そば打ち体験」を行った。選択科目で「食物研究」を学ぶ3年生8人が町内にある「そば哲」のスタッフに手ほどきを受けて職人の技に触れた。

 授業では実際のそば打ちに挑戦。そば粉をふるいにかけて水を入れるところから始め、こねて塊となったそば生地を手で少しずつ平らにしながら丸い形にし、麺棒で薄くなるまで延ばした後、そば包丁を使って麺を切る―一連の流れを実践した。生徒たちは繊細な作業に苦戦しながら、講師のアドバイスを受け、一つ一つの作業を丁寧にこなした。完成したそばは、その場でゆでて実食。自ら打ったそばに舌鼓を打ったほか、教職員らにも振る舞った。

 初めてそば打ちに挑戦した島田透衣さん(17)は「思った以上に扱い方の難しい生地だった。味や食感は新そばということもあるけれど、いつも食べるそばとは違うなという感じがした」と振り返り、「また機会があればそば打ちをやりたい」と語った。

 「そば哲」の松平哲夫代表は「生徒たちが活発に声を掛けてくれて、すごく楽しかったし、皆さん上手。旬の新そばの味をずっと覚えてくれていたらうれしい」と話した。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー