安平町内の各種団体と早来地区自治会などで構成する「ビューティーサポートR234」が、15年にわたって国道234号の清掃・美化活動に尽力したとして、2021年度道路功労者表彰(国土交通大臣表彰)を受賞した。12日に町役場総合庁舎で表彰伝達が行われ、関係者が栄誉を受けた。
同表彰は、国交省が実施する「道路ふれあい月間(8月)」の一環として、道路の清掃・美化活動などに顕著な功績のある団体・個人をたたえるもので1982年から実施。ビューティーサポートは北海道開発局が支援する「ボランティア・サポート・プログラム」の活動として2006年から、JR早来駅前の国道234号沿いで5~10月に、植樹升の花植えや雑草除去、清掃活動に取り組んでいる。
現在、商工会や町役場親睦会、日赤奉仕団、早来婦人会、9自治会など18団体と、サポート隊として北電ネットワーク苫小牧支店電力部と隊友会の2団体が加盟。16年目となる今年度は計7回にわたって活動を計画しており、9月末までに延べ約190人が参加した。
表彰伝達式で室蘭開発建設部の篠宮章浩部長は「日頃からの美化・緑化活動は多くの方から好感を頂いており、道路を管理するわれわれの励みにもなっている」とあいさつ。「受賞を一つの誇りに今後も活動を継続していただけたら」と期待の言葉を述べた。及川秀一郎町長は「あびらチャンネルなどを通じてお伝えし、町内全域に広げていきたい」と展望を語った。
同団体はこれまで11年に道開発局長表彰、16年に日本道路協会長表彰をそれぞれ受賞。今回の大臣表彰を受け、小林正道代表は「みんなが一生懸命、美化運動に協力してくれたから受賞できた。みんながいなかったら表彰はない」と感謝し、今後も「若いメンバーを増やしながら、活動を続けていきたい」と話した。