厚真町やむかわ町穂別地区で稲刈りシーズンを迎えた。秋空の下、各地でエンジン音を響かせるコンバインが黄金色の稲穂を刈り取る光景が広がっている。農林水産省が発表した道内の今年の作柄は「やや良」となっており、出来秋が期待される。
厚真町桜丘の熊澤和明さん(65)は、約11ヘクタールの田んぼにブランド米「ななつぼし」を作付けした。夏場に記録的な暑さが続いたことで生育が早く、昨年より1週間ほど早い7日から稲刈りを開始した。おいの堀田英慎さん(39)は「稲の生育自体は良かった。あとはそれがしっかり実になってくれたら」と話す。作業は今週いっぱいかかるという。
胆振総合振興局が7日に公表した今月1日時点での水稲の生育は例年より5日早い。とまこまい広域農業協同組合(本所厚真町)の管轄では、穂別地区で今月上旬から稲刈りが始まっている。