第60回記念春季北海道高校野球大会第4日は27日、札幌円山球場でトーナメント2回戦3試合が行われた。第1試合に登場した北海道栄は8―1で北照にコールド勝ちし、ベスト4進出を決めた。
26日の大会第3日に行われた1回戦では札幌日大が7―5で函館工業に競り勝った。2回戦で激突した東海大札幌と札幌静修は2―1で静修に軍配が上がった。
▽2回戦
北 照
0000010 ―1
1600001x―8
北海道栄
(七回コールド)
(照)宮川、門田、中鉢、佐野―竹澤、谷口
(栄)濱中―奥山
?岡崎(照)
道栄がコールド勝ちで準決勝進出。1点リードの二回に打者一巡の猛攻で一挙6得点。投げては先発した2年生エース濱中が1失点で完投した。
26日
▽2回戦
東海大札幌
000100000 ―1
000000002x―2
札幌静修
(九回サヨナラ)
(東)唐川―菊
(静)佐藤、常谷―小飼
?佐々木(東)古石(静)
?唐川(東)
▽1回戦
札幌日大
011004001―7
110003000―5
函館工業
(日)前川―田中
(函)山崎―田中
?澤田(函)
?田中銀(日)
―課題修正し、北照を圧倒
道栄が攻守に高い修正力を発揮した。二回までに9安打を集め計7得点。2018、19年に夏の甲子園出場を果たした強豪を電光石火のごとく攻略し、5年ぶりの春全道準決勝に駒を進めた。この試合でチーム最多の3安打と猛打賞の活躍を見せた新田(3年)は「何が何でもつなごうという気持ちだった」と胸を張った。
25日の1回戦こそ無死満塁の好機で得点できない場面があったが、今回は打者一巡となった二回に「ボールをしっかり見て打たせたい」との糸瀬監督の意図でバスターから4連打するなど、目を見張るつながりを見せた。
2戦連続で先発した2年生エース濱中は「初戦は浮いた球が多かった。今回はブルペンから低めを意識させてきた」と課題を克服し勝利に貢献。次戦も「優勝する気持ちで投げたい」と語った。