第22回全国高校女子硬式野球選抜大会(全国高校女子硬式野球連盟、埼玉県加須市主催)は27日、埼玉県加須市で開幕した。初出場の駒大苫小牧は田ケ谷サン・スポーツランド野球場で行われた2回戦で叡明(埼玉)16―2の五回コールドで大勝し、公式戦初勝利。第3日の29日に加須きずなスタジアムで行われる3回戦で2018年の第19回大会から史上初の2連覇を遂げた神戸弘陵と対戦する。
全国から33チームが出場し、トーナメント戦を展開している。札幌新陽は27日の2回戦で開志学園に0―6で敗れた。
28日
▽2回戦 秀岳館5―1新田、蒼開10―1大阪体育大浪商、京都明徳4―1島根中央、京都外大西7―0松本国際、至学館24―0広島県立佐伯、花咲徳栄7―0全国高校連合丹波
27日
▽2回戦
駒大苫小牧
06109-16
01001― 2
叡 明
(五回コールド)
(駒)柴田、小笠原―勝俣
(叡)池ケ谷、沢田、小林、沢田―松木
㈢金田(駒)
駒大苫小牧が猛打でコールド勝ち。二回に4安打の猛攻で一挙6点を奪い、五回にも加点して突き離した。先発柴田は4回を投げて1失点に抑えた。叡明は散発4安打の2点にとどまった。
履正社3―0クラーク記念国際、横浜隼人不戦勝蒲田・村田女子(棄権)、岡山学芸館1―0作新学院、神戸弘陵2―0秀明八千代、埼玉栄3―1高知中央、京都両洋1―0福井工業大福井、開志学園6―0札幌新陽、神村学園6―3折尾愛真、福知山成美5―1岐阜第一
▽1回戦 島根中央7―0駒沢学園女子
― 1番金田、全打席出塁で勝利貢献 ミス恐れず役割果たす
三塁打を放つなど五回までの5打席すべてで出塁した駒大苫小牧1番右翼手の金田。「ミスを恐れないで開き直ってやった結果です」と納得の表情を見せた。
金田は昨年11月にヘルニアの手術を受け、練習に完全復帰したのは今年2下旬。短期間で本調子に近づけた。「戻ってこられるか焦りはあったけど、間に合ってよかった」と笑顔を見せた。
三回2死走者なしで放った三塁打は内角の直球を引っ張っり、三塁に頭から滑り込んだ。「三振でもいいという気持ちで思い切って振った。埼玉入りして以来一番いい内容だった」。リードオフマンとしての自覚を深めた様子だった。