プロ野球北海道日本ハムファイターズからドラフト1位指名を受けた苫小牧駒沢大野球部の伊藤大海(4年)が29日、苫小牧市役所を訪問し、岩倉博文市長に吉報到来を報告した。
同部の渡邊和弘部長、大滝敏之監督らと共に表敬した伊藤。駒大苫小牧高、苫駒大と7年以上にわたって過ごした苫小牧について「故郷だと思っている。還元できるものがあれば、協力したい」と恩返しの思いを伝えた。
岩倉市長は「苫小牧にとって大きな誇り」と道内出身者として初めて日本ハムのドラフト1位選手になったことに敬意を表した。また、同球団の応援を通じた地域活性、スポーツ振興を目的に2010年に発足した後援会「ファイターズ苫小牧会」(13年6月から球団公式化)が活動していることを挙げ、「伊藤選手の野球人としての歩みを支え、見守っていきたい」とした。
伊藤は「プロになる責任が改めて湧いた。自分は小さい頃にプロ野球選手から夢を与えられた立場。次は子どもたちに夢や希望を与えられるようになりたい」と語った。