苫小牧青翔中野球部 初の全国、大舞台へ― 全日本少年春季軟式野球道予選で準優勝

  • スポーツ, 野球
  • 2020年9月28日
北海道予選で準優勝を果たした青翔(提供)

 苫小牧青翔中学校野球部は、第12回全日本少年春季軟式野球北海道予選(19~21日、砂川市など)で準優勝し、来年春に予定される全国大会出場権を初めて獲得した。苫小牧支部代表として快進撃。この秋から冬をにらみ、精強なチームとして晴れ舞台に挑む。工藤伊吹生主将は「全国大会までに各自の課題を克服して強気で挑めるよう準備したい」と意気込みを語った。

 道予選には道内の27チームが出場し、トーナメント戦を展開した。青翔は1回戦で根室中クラブを6―3で下すと、2回戦で厚沢部・奥尻・上ノ国を3―2でかわし、準々決勝の上富良野に2―1、準決勝の滝川開西・新十津川に2―0。決勝は、中標津代表の別海中央に1―4で敗れた。

 2強に上り詰めるまで失点を最小限に抑える堅守が光った。苫小牧支部予選決勝で完封した右腕投手の岡田陸人が道予選3試合で20回を投げ、計3失点。上富良野戦では、最終回で1点を取られたものの踏ん張り、完投した。

 大会通じてチームトップの投球回を投げた岡田は「試合後半も球威を落とさず投げることができた」と自信を深めた。一方で「四死球をもっと減らせるように制球を磨いていきたい」と課題も口にした。

 エースの池野瞬叶も奮闘した。支部大会から制球が乱れる不調に苦しんだが、道予選で復調の兆しを見せた。

 厚沢部・奥尻・上ノ国との2回戦では完投し勝利。カーブとチェンジアップを使い分け、変化球でカウントを整えた後は、内角への直球を決め球として三振や内野ゴロで凡打を誘った。池野は「四球を少なくできたので、手応えを感じている」と話す。北川拓郎監督も「支部予選後の短期間でよく修正した。ストレートで押せる投手だと思うので、今後もさらに強い球を投げられるように練習してほしい」と期待する。

 打撃も準決勝までのここ一番で機能。出塁後の送りバントで点につなげる着実さ。先頭の椙尾太一と2番・原煌紀がチャンスメークした。

 2回戦では一回に原、四回に椙尾の四球からそれぞれ1点を挙げた。椙尾は「対戦投手の投球数を増やす意味でも、選球にはこだわっている」と話し、原も「安打でも犠打でも初球から積極的に攻める意識で打席に立った」と振り返った。打線のしぶとさを象徴した2人の活躍について北川監督は「簡単に三振で終わらない粘り強さが出塁につながった」と話していた。

 外野手で主砲の工藤主将は「自分を含めて中軸が当たっていなかったので、得意なコースでヒットを打てるように打撃を改善したい」と今後の強化内容を見通す。失策が少なかった守備については「ミスがなかったわけではないので、中継の連係も含めて向上させたい」と語った。

 初めての全国舞台は来年春。約半年間でチーム全体のレベルアップを図る。北川監督は「全国の都府県代表と戦える力を付けられるように、一日一日を大事に練習していきたい」と話していた。

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