苫小牧宅建協会旗少年野球 今季初優勝飾る 北光ファイターズ 決勝 劇的サヨナラ勝利

  • スポーツ, 野球
  • 2020年9月14日

 少年野球の第10回苫小牧宅建協会旗争奪大会マクドナルド学童軟式野球南北海道大会予選最終日は12日、苫小牧市少年野球場でトーナメント決勝を行った。北光ファイターズが4―3のサヨナラで拓勇ファイターズを下し、今季初優勝を飾った。

 10月の南大会出場を懸けた舞台は8月29日に開幕。市内14チームが4日間にわたって元気いっぱいのプレーをグラウンド上で繰り広げた。北光、拓勇に加え、4強入りした泉野イーグルス、明柳ジャイアンツが南大会(10月、苫小牧)に挑戦する。

 ▽決勝

 拓勇ファイターズ

 300000=3

 000013x=4

 北光ファイターズ

 (六回時間切れ)

 (拓)福栄心、高橋駿―谷口

 (北)春日、大沼―板橋

 (三)板橋(北)

 ▽準決勝

 泉野イーグルス

 0001000=1

 060001X=7

 拓勇ファイターズ

 明柳ジャイアンツ

 0020000=2

 110002X=4

 北光ファイターズ

 北光 チーム一丸、圧巻の粘り

 最終回にドラマが待っていた。北光が2点を追う六回、2死一塁で規定の試合時間を超過し、同点による延長を除いて七回に進まない―とする球審のコールが発せられた。そこから安打や四球で満塁とし、暴投の間に1点。申告敬遠で再び満塁となって2番福澤(豊川5年)に適時打、続く3番板橋蓮(北光6年)は左翼手頭上を越えるサヨナラ打を放った。

 「同点になって気楽に打席へ入れた。自分でもびっくりした」と板橋。満面の笑みで一塁ベンチに戻ると、チームメートが歓喜の輪をつくって迎え入れた。初回に守備のミスが相次いで3点を先行され、劣勢になっても最後まで勝利を諦めなかったナイン。長谷川監督は「圧巻の粘りを見せてくれた。チーム全員がそれぞれの役割を果たしてくれた」とたたえた。

 7月下旬のとませいカップ準優勝後は「勝ちたい気持ちが空回りしていた」と長谷川監督。エコアハウス神出設計旗、菅原工務店カーサカリーナ新人大会でいずれも準決勝敗退。南大会進出が懸かった今大会に向け気持ちを入れ直した。「チームが一つになって勝ててうれしい」と石村主将(北光6年)。第1代表として挑む地元開催の大舞台に向けて「初回から集中して入れるようにして、南大会でも優勝したい」と意気込んだ。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー