WEED白老、決勝進出―都市対抗野球道地区予選

  • スポーツ, 野球
  • 2020年9月7日

 第91回都市対抗野球大会北海道地区予選大会1次予選は6日までに、岩見沢市野球場などで二つに分かれたトーナメントの準決勝が行われた。WEEDしらおいはウイン北広島に3―2で競り勝ち、決勝進出を決めた。

 オール苫小牧は5日の2回戦(栗山町民球場)に臨み、北海道ガス硬式野球部に2―5で敗れた。

 2回戦でブレーブくしろに12―0と大勝していたWEEDしらおいは準決勝で接戦を制した。1点先行を追った六回、1死満塁で2番・社翔の遊ゴロが敵失を誘い、2者生還して逆転。七回に追い付かれたが、八回には無死二塁で暴投の間に走者がかえって勝ち越し、逃げ切った。

 WEEDしらおいは4枠の2次予選(19日~、札幌円山球場)進出を懸けて11日に岩見沢市野球場で日本製鉄室蘭シャークスと対戦する。

 結果は次の通り。

6日

 ▽準決勝(岩見沢市野球場)

WEEDしらおい

000002010―3

010000100―2

ウイン北広島

(W)太田、宮脇、二瓶―只野、八幡

(ウ)高橋、清藤、吉田―内山、笹原

 日本製鉄室蘭シャークス9―0TRANSYS

 ▽同(栗山町民球場)

 航空自衛隊千歳7―0函館太洋倶楽部、JR北海道硬式野球クラブ4―1北海道ガス硬式野球部

5日

 ▽2回戦(岩見沢市野球場)

WEEDしらおい

1301250―12

0000000―0

ブレーブくしろ

(七回コールド)

(W)宮脇、岡本、野澤―只野、八幡

(ブ)帰山、山崎、菊地優―林、粥川、櫻井

?桑田皓(W)

?小田

オール苫小牧

000110000―2

10101101X―5

北海道ガス硬式野球部

(オ)浦崎―中嶋

(北)鈴木、武笠、長江―中林

?安田、寺田一(北)

?古谷(北)藤沢(オ)

 函館太洋倶楽部2―0札幌ホーネッツ

— WEEDしらおい、右腕3人、絶妙継投

 WEEDしらおいが数少ない好機をものにし、投手リレーの右腕3人が粘った。先発の太田は6回3分の2を投げ2失点。中継ぎの宮脇から九回には無死満塁でマウンドを託されたルーキー二瓶が大ピンチを抑え、手に汗握る試合を制した。

 太田は二回に適時打を許した。スライダーを狙われ、「打者の思惑通りに投げてしまっていた感覚があった」と振り返り、修正。三回以降は決め球のストレートとカットボールで三振を奪うなどテンポをつくった。チームが逆転後の六回裏には「逆転してくれた打線のため、特に力を入れて投げた」と話した。

 しかし、ウイン北広島も底力を見せ、七回には同点に持ち込まれた。なおも2死二塁の場面で宮脇が救援し、火を消した。八回は三者凡退としたが、九回に2者連続四球を出すなど無死満塁の局面を迎えた。社監督はためらいなく函館大卒1年目の二瓶をマウンドに送った。

 そこから好投が始まった。対した打者を遊ゴロの本塁併殺にさせ、続く2死二、三塁で次打者を右飛に仕留めた。活躍に二瓶は「足が震えるほど緊張していた」と明かすが、「何も考えずに八幡さん(捕手)のサイン通りの球を投げ込んだ」と言う。決勝では企業チームの日本製鉄室蘭シャークスとぶつかる。「次の登板があれば、しっかり抑えたい」と語った。

(W

 TRANSYS5―3伊達聖ケ丘病院

 ▽2回戦(栗山町民球場)

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