白老町で和牛牧場を運営する白老和牛王国上村牧場(上村篤正社長)は、同町社台に直営の白老牛ファームレストランを27日にオープンする。「ウエムラ・ビヨンド」の店名で、社台の鶏卵・洋菓子販売マザーズの敷地内に開設。地元が誇る白老牛を広くアピールする。
レストランは、広大な芝生広場や新店舗を整備したマザーズの「ヨコストランチ」敷地内に開設。店舗はマザーズの旧スイーツ館をリニューアルして木調の落ち着いた雰囲気に仕上げ、カウンターやテーブルの約40席を備えた。
メニューは、同町石山のウエムラ牧場で生産した白老牛の料理がメイン。気軽にブランド牛が味わえる「白老牛グリルプレートセット」(80グラム・1760円、120グラム・2420円)、子どもや女性向けの小さめサイズの「ハンバーグボウル」(990円)、ハンバーグや牛めし、ステーキをセットにした「白老牛ファームレストランセット」(80グラム・2420円、シチュー付き3080円)などと豊富に用意した。サーロインステーキセット、ランチ・ディナーコースも提供する。
上村牧場は石山の牧場内でもファームレストランを運営しているが、国道36号に近く交通アクセスに優れた社台に新店舗を設けることで地域住民の利用を促し、多くの観光客の取り込みも目指す。7月にはポロト湖畔で民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業するため、各地から来町する旅行者にもアピールする。
上村社長は「白老牛は生産者のみならず、さまざまな業種の人たちが関わり、白老ブランドの牛肉を生み出している。料理を通じてそうした熱い思いも伝えたい」と言う。
営業時間は午前11時からで、オーダーストップは午後8時。無休で運営する。