白老町と白老観光協会は10日夜、白老駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)で、新型コロナウイルスと闘う医療従事者などへの感謝を込めたライトアップを実施し、3色の光線が夜空に輝いた。
新型コロナ感染拡大の緊急事態宣言が5月下旬に全面解除されたものの、今もなお医療従事者や流通、小売りといった社会機能維持に必要な仕事に携わる人たちは感染の不安を抱きながら働いている。こうした人々への感謝の気持ちを表そうと、町と観光協会は1日だけのライトアップを行うことにした。
ライトアップは、新型コロナ対策で町民への事前告知を行わずに実施した。ポロトミンタラの広場にムービングライトと呼ばれる24基のライトを設置し、午後8時すぎ、戸田安彦町長の合図で光を空へ放った。
光は、医療従事者に向けた青、社会機能維持の職業従事者に向けた黄、白老町の未来への思いを込めた緑の3色。24本の光の筋が交差したり、広がったりと動きながら約30分間、夜空を彩った。