任期満了に伴う厚真町長選(6月23日告示、同28日投開票)の立候補予定者説明会が4日、町総合福祉センターで開かれた。4選を目指す現職の宮坂尚市朗氏(64)の陣営のみ出席した。昨年4月の町議選で定員割れとなり、同日程で行われる町議会議員再選挙(欠員1)の同説明会もあり、2陣営が参加した。
両説明会で町選挙管理委員会の大浦眞則委員長は、2018年9月に発生した胆振東部地震と新型コロナウイルスによる影響に触れ、「過去にない状況。本町の将来の発展と進路を託す重要な選挙になる。公正で明るい選挙に向けて万全の体制で進めていく」と話した。この後、事務局などが選挙の主要日程や、立候補の届け出に必要な関連書類、選挙用はがき、選挙用者車両の注意点などを説明した。
町選管によると、1日時点の選挙人登録者数は3782人。町長選への出馬を表明しているのは現時点で宮坂氏のみ。一方、町議の再選挙は2氏が出馬を検討しており、選挙戦になる可能性も出てきた。
今後の日程は17日に立候補届出書類事前審査、立候補予定者選挙公報事前審査を行い、選挙告示日の23日に町総合福祉センターと役場選管事務室で立候補届けを受け付け。24日から期日前投票、不在者投票が開始される。投票日は28日で即日開票。29日に当選証書が付与される。