厚真町内で人里に近い山林や道路周辺にヒグマが出没する時期を迎えた。昨年は5月下旬から7月にかけて多くの目撃情報があったことから、町など関係機関が注意を促している。
21日午後7時ごろ、本郷地区の道道千歳鵡川線沿いでヒグマ1頭を目撃したとの連絡が厚真町役場にあり、町が防災無線を活用して町民へ警戒を呼び掛けた。
町内の今年のヒグマ出没情報をまとめて掲載した「ひぐまっぷ」によると、今月4、13日に町内豊沢と豊丘地区でヒグマの足跡が見つかったほか、18日には宇隆地区で目撃情報が寄せられている。
町ではホームページを通じて山林に立ち入る際、「2人以上で行動する」「音の出る物を携帯する」「ヒグマの食料となる物を野外に放置しない」などを呼び掛けている。