もしかして「十字ギツネ」⁉ 厚真

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年5月25日

 厚真町豊川地区の牛志別神社付近で、顔や耳にかけて黒い模様があり、靴下を履いたように足が真っ黒いキツネが見つかった。北海道猟友会苫小牧支部厚真部会会長の佐藤勝美さん(76)=同町共栄在住=が地域を見回りした際に発見した。画像を見た札幌市円山動物園の飼育担当者は「十字ギツネと呼ばれているものでは」と話しており、この種のキツネは「珍しい」との声もある。

 森林総合研究所北海道支所によると、十字ギツネはキタキツネの毛色異変で首から背中にかけて黒い十字模様が表れる形態の一種。ユーラシア大陸に分布し、生息数は非常に少ないとされている。

 佐藤さんが最初に見たのは春を目前にした頃。「キツネを見ることはよくあるが、顔の黒いキツネは初めて見た。最初はオオカミではないかと思った」と言う。その後、春を迎えて見る機会が何度か増えたが、「普通のキツネと違って、模様がきれいですね」と話している。

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