新ひだか ミニトマト「太陽の瞳」出荷始まる

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  • 2020年5月22日

 新ひだか町のしずない農協選果場で静内産ミニトマト「太陽の瞳」の出荷が始まっている。昨年は約9億1300万円の生産販売額で、関係者は今年の順調な生産に期待している。

 静内産ミニトマトは同町農産物の主力品目。栽培農家は糖度が高い高品質の「キャロル10」に品種を統一し、道内でもトップクラスの販売額となっている。

 今年は46戸の農家で前年より少ない約30.7ヘクタールに作付け。出荷額は9億5000万円を目標にしている。選果場は18日から稼働しており、出荷はこれから本格化する。

 4月末は低温が心配されたが、5月は晴天が続き、出荷できる大きさのミニトマトは現段階では例年並み。市場価格は昨年を上回り、札幌では1キロ500~550円で取引されている。今は地元や道内向け、6月からは首都圏や中部、関西方面へ出荷する。

 選果ラインの稼働は、初夏から秋にピークとなり、40人以上の作業員が選果や箱詰めに従事する。作業は11月中旬まで続く予定だ。

 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止で、選果時はベルトコンベヤーの中心にビニールシートを設置。学校やレストランでの需要は減っているが、外出自粛で家庭での需要が伸びているためほとんど影響はないという。

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