日高の春 子馬元気に駆け回る

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年5月15日

 新型コロナウイルスの感染拡大で世の中は異常事態となっているが、日本一の馬産地・日高地方ではサラブレッドの出産が終盤。新ひだか町内の牧場では、生まれたばかりの子馬たちが元気に飛び跳ねるいつもながらの風景が見られている。

 2019年度の全国サラブレッドの生産頭数は7390頭で、うち北海道は98%を占め、その81%の5873頭は日高管内で生産された。日本の競馬界を背負う存在だ。

 静内地方には約200を超える牧場があり、19年度は1700頭余りを生産。今は春の暖かい日差しの中、牧場では母馬の乳を飲んだり、一緒に草をはんだりする姿が見られなんとも愛くるしい。

 8~9月には親離れするための離乳が始まり、競走馬としてのトレーニングがスタートする。この子馬たちがデビューする時には新型コロナが収束し、大勢の観客の声援を背にゴール板を目指してほしいと関係者は願っている。

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