競馬 皐月賞V コントレイル 新冠・ノースヒルズ歓喜、  GⅠ5連覇オジュウチョウサン  中山グランドジャンプ制覇 平取・坂東牧場

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年4月21日

 19日に行われた中央競馬のクラシックレース第1弾・皐月賞でコントレイル(牡3歳)が1番人気の大舞台に無敗の4連勝で応えた。生産した新冠町内美宇のノースヒルズ(前田幸治代表)にはレース後、鳴海修司町長らが駆け付け、「本当に強い馬。次はダービーで優勝だ」と沸き返った。

 ゴール前直線で大外から急襲したコントレイルは、同じく無敗のサリオスと激しい競り合いでねじ伏せた。無敗の皐月賞勝利は昨年のサートゥルナーリアに続いて18頭目。

 同牧場では10人ほどのスタッフがレースをテレビで応援。牧場責任者の福田洋志ゼネラルマネージャーは「(2013年のダービー優勝馬の)キズナに似た末脚がある。(次走の日本ダービーでは)頑張ってほしい。あとは祈るだけです」と期待。レース後は、牧場事務所に鳴海町長や日高軽種馬農協の須崎孝治副組合長、牧場関係者が集まり、万歳で勝利を祝った。

 同牧場生産馬の皐月賞優勝は2002年のノーリーズン以来。GIはこの22年間で9頭、15勝と中央競馬で活躍する名馬を輩出している。

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 18日の中央競馬春の障害レース最高峰、第22回中山グランドジャンプで見事優勝したオジュウチョウサン(牡9歳)の生産者・平取町の坂東牧場は同一JG15連覇、障害重賞13連勝達成に沸いた。

 坂東牧場は1950年創業。社長は3代目の坂東正積(まさかず)さん(44)。生産・育成・調教を手掛け、現在300頭ほどをけい養し従業員数は約100人になる。

 不良馬場でのレースは、1番人気のオジュウチョウサンが新ひだか町静内・グランド牧場の生産のメイショウダッサイを追う展開。満を持して先頭に立つとそのままゴールを駆け抜けた。

 正積社長は新型コロナウイルス対策のため中山競馬場へは行けず、従業員ら20人と事務所でテレビ観戦。「改めてこの馬の強さを見せ付けてくれた。人馬とも無事ゴールしてくれてほっとしている」と感想を語った。

 川上満平取町長も祝福に駆け付け、競馬史に残るオジュウチョウサンの偉業達成をたたえた。

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