5年ぶり更新 ため池ハザードマップ 安平 新たに3カ所指定に

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年4月20日

 安平町は、豪雨などの緊急時に迅速な避難行動につなげるため、国が新たに指定した「防災重点ため池」(浸水区域内に家屋や公共施設があり、人的被害の恐れがあるため池)を加えたハザードマップを作成した。

 2018年7月に全国各地で発生した豪雨災害を踏まえて、国が▽家屋、公共施設がため池から100メートル未満の浸水区域にある▽100~500メートルの同区域内にあり、貯水量1000立方メートル以上▽500メートル以上の同区域内にあり、貯水量5000立方メートル以上―に基づいて見直した。ため池ハザードマップの更新は5年ぶりだ。

 町によると、今回新たに指定されたのは、石橋の沢貯水池(追分旭811)、新生川貯水池(追分豊栄693)、林田の沢貯水池(追分旭817の2)の3カ所。春辺沢ため池(早来瑞穂)は胆振東部地震で損壊し、廃止撤去したため、町内における防災重点ため池は4カ所となった。

 ハザードマップには、浸水想定区域や洪水到達時間、緊急避難所などを記載。町は近く、近隣住民に折り込みで配布するほか、戸別に説明するなど注意を呼び掛けていく。

 ため池に異常が見つかった場合の問い合わせは、町土地改良区 電話0145(22)2076。

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