白老 子ども医療助成拡大 0~15歳の通院、入院費用が無料に 安心して子育てを

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年4月16日

 白老町は今年7月から、子ども医療費助成事業の対象を拡充し、小中学生の通院医療費を無償化する。助成の拡大により、未就学児から中学生までの入通院医療費が掛からない形になる。子育て世帯の経済負担を軽減し、安心して産み育てられる環境づくりを推進するのが狙いだ。

 町は2015年度に「子ども医療費助成条例」を制定し、未就学児の入通院費と小中学生の入院費を無料にする助成事業を実施している。新たに小中学生の通院費も助成対象にすることで、0歳から15歳の中学生までの医療費が無料となる。

 通院費の無料化は、今年7月の診療分から開始。健康保険が適用される診療や治療、調剤などの医療費の自己負担分について町が助成する。

 受診する医療機関は町内外を問わず、助成を受けるためには、医療費の領収書を町に提出して申請する必要がある。町の審査を経て、受診した子どもの保護者の銀行口座に自己負担分の金額が振り込まれる仕組みだ。申請は受診から2年以内となる。

 助成対象の子どもは町内に約1200人おり、町は今年度一般会計予算に事業費1685万6000円を計上。町は、医療費無償化で子育て環境の向上を図り、人口減少を抑制する移住・定住の効果にも期待を寄せている。

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