安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で保存している特急用ディーゼル気動車「キハ183系」が12日、冬期間を経て、およそ半年ぶりに一般にお披露目された。
キハ183系は、国鉄時代から30年以上にわたって道内を走り続けた鉄道ファンになじみのある車両。2017年に運用を終えたが、北海道鉄道観光資源研究会(札幌)がインターネットで出資を募る「クラウドファンディング」で資金を集めてJR北海道から2両を取得。町が引き継ぎ、このうち1両を道の駅で管理していた。
同日午前、車両を覆っていたブルーシートの撤去作業が行われ、青空の下、高さ4メートル、長さ12メートルほどある懐かしい赤とクリーム色の車体がお目見え。来場者たちはカメラやスマートフォンを手に久しぶりに見せる雄姿を収めていた。
車両の内部公開については新型コロナウイルス感染の影響を考慮し、当面の間、見合わせる。