白老町議会の会派みらい(及川保代表)は2日、6日開催の町議会定例会に提出する予定だった「民族共生象徴空間ウポポイの開設延期や対応策を求める意見書案」を取り下げることを決めた。
同会派は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ウポポイの24日開業延期を国に求める意見書案を取りまとめ、1日の議会運営委員会に提案。6日の定例会本会議で採決する予定だった。
しかし、同会派は2日、急きょ方針転換し、意見書案の取り下げを決定。及川代表は本紙の取材に対し「町民の安全を国、町が責任を持って守るという見通しがついたため」と説明した。
同会派は3日午前の議運で「関係機関の動きの中でウポポイの開設について安全が保証されるよう進むことが確認できた」と述べ、取り下げを申し出た。
これを受けて議運は、6日の定例会本会議の開催を取りやめることを決めた。