オンラインで理科実験 塩化アンモニウムの結晶作る 穂別小 お茶の水女子大と連携

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  • 2021年12月9日

 むかわ町の穂別小学校(中嶋清人校長)で8日、お茶の水女子大学(東京都文京区)と連携した理科授業が行われた。5年生15人が塩化アンモニウムの結晶を作る実験に挑戦した。

 授業は小学校と大学をオンラインでつなぎ、同大の講師が画面越しに実験方法の説明や講評をした。

 児童たちは湯で溶かした塩化アンモニウムをプラスチック板に取り、結晶になる様子を調査。湯の温度を下げると結晶になっていくことを確認し、その様子や結晶の形をスケッチして班ごとに発表した。橋本翔君(11)は「雪の結晶に似ていた。(実験は)楽しかったし、結晶を見られてよかった」と喜んでいた。

 同大のサイエンス&エデュケーションセンターは被災地を対象に理科教育での復興支援に取り組んでいる。むかわ町教育委員会とは昨年7月下旬、減災教育に向けた連携協定を締結した。実験の教材一式は大学側が提供している。

結晶になる様子を食い入るように見詰める穂別小の児童たち

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