むかわ町に100万円寄付 札幌の建設業・中山組

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年11月30日

 札幌市の建設業、中山組が29日、町の暮らしの安全、道路・公共設備の整備といった社会基盤形成に活用してほしいと、むかわ町に企業版ふるさと納税として100万円を寄付した。

 同社が昨年度から、国営かんがい排水事業で町内田浦地区の排水路整備を実施しているつながりから今回の寄付に至った。善意を届けに来庁した同社の澤向弘光専務は「何かのお役に立てるようできるだけ協力を継続していきたい。これからも地域貢献のために頑張ってまいります」と意欲を見せた。

 町は、「安心・快適な生活環境を創る事業」で都市計画マスタープランの策定に掛かる費用に活用する考え。竹中喜之町長は「胆振東部地震から3年とおよそ3カ月。皆さまをはじめ、多くの方々から支援を頂き、復興の姿は徐々に見えてきているが、森林再生を含めた復興具現化には時間がかかる。地域振興のため、大切に役立てさせていただきます」と謝辞を述べ、感謝状を贈った。

 町によると、企業版ふるさと納税を活用した寄付は昨年度に始まり、今回で9件目となった。

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