白老町租税教育推進懇話会(山口美津男会長)は24日、町役場で会合を開いた。町内の教育関係者や税関係団体の代表者らが集まり、税の意義、役割を児童生徒に伝える租税教育を推進していくことを確認した。
会合には、町内の小中学校と高校の校長、苫小牧地方法人会白老地区会と町青色申告会の代表、苫小牧税務署や胆振総合振興局苫小牧道税事務所など税務機関の職員ら15人が出席。懇話会の山口会長があいさつで「児童生徒に税について理解してもらう租税教育を引き続き展開したい」とし、竹田敏雄副町長も「関係機関の連携で税の意義を正しく伝える教育の浸透を図りたい」と述べた。
会合では、苫小牧税務署職員が町内の小中学校と高校での租税教室の開催状況と今後の実施スケジュールを説明。国税庁や全国納税貯蓄組合連合会による税に関する作文コンクールの2021年度実施状況と町内の入賞者などを報告した。苫小牧道税事務所職員は、全道の中学生を対象に道が実施している「税をテーマとしたポスター募集」について説明し、20年度の実施結果や町内の受賞者を報告した。
租税教室に関する意見交換では、各校の校長らが「子どもたちが税の使い道などを学ぶことは、社会全体について考える機会になっている」と税教育の重要性を話した。租税教室をサポートする苫小牧税務署の髙橋英樹署長は「関係団体の連携の下で租税教育の充実、推進を図りたい」と協力を呼び掛けた。