新庁舎周辺エリア考える 厚真にぎわい会議で意見交換

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年11月16日

 厚真町の新庁舎建設に合わせ、周辺エリアの在り方について町民が話し合う第2回のワークショップ「厚真にぎわい会議」が15日、町総合福祉センターを主会場にオンラインをつないで開かれた。会場とオンライン合わせて45人が参加し、新庁舎周辺エリアにほしいものをテーマに知恵を出し合った。

 ワークショップは、役場庁舎と周辺施設の再編に向けて「基本構想・基本計画」を策定することに伴い、防災力向上と町民の集まることができる居場所づくりを目的に計4回開催。出た意見、アイデアなどを計画に反映させる方針で、1回目は参加者がグループに分かれて「どんな場所にしたい?」のテーマでワークショップを行い、「食が楽しめる」「生活に便利」などの声が上がった。

 2回目となった今回は、前回より深堀りして意見交換を行った。参加者からは、町民が日常の活動をお披露目する展示スペースをはじめ、サテライトオフィスや多目的スペースの設置を求める案が出された。農業や林業の作業に触れられる体験スペースを開設したり、札幌市の大通公園をイメージし自然と調和した広場を形成したりする提案もなされた。

 会場では、地元の高校生や20代の若者も参加し、積極的に意見を出した。厚真高1年の桐原駿翔さん(16)は「自分にできることがあればという思いで参加した。町内の人とも交流ができたし、こういう意見交換で厚真町が良くなれば」と期待。「給食のように、地元の食材を扱った料理を提供する食堂のような場所ができたら」と希望を語った。

 次回のワークショップは12月下旬を予定し、仮計画を基に具体的機能やサービスについて考える。

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