厚真町の冬の一大スポーツイベント「あつま国際雪上3本引き大会」(大会実行委員会主催)が来年1月16日、町本郷のかしわ公園野球場で2年ぶりに開催される。11日に町商工会内で開かれた第1回実行委員会で正式に決まった。大会実行委は週明けにも先着60チームの募集を開始し、準備を進める。
雪上3本引きは、厚真町が発祥とされる冬のスポーツ競技。1チームを女性1人以上を含む8人(最大16人まで登録可能)で構成し、制限時間内に雪の上にある3本の綱のうち2本以上を自陣に引き寄せた方が勝ちとなる試合を3セットマッチ(2セット先取)で行う。体力はもちろん、細かな戦略なども、勝負を左右するものとして重要になる。
2020年に開かれた第13回大会には、職域グループ、クラブ、サークルなどが、町内外から過去最多となる61チーム(約1000人)参戦し、熱戦を展開。その後、新型コロナウイルス感染症が流行したため、今年1月に予定していた第14回大会は初めて中止としていた。
11日に開かれた実行委では、賞金や特産品などが当たる副賞、感染症対策などについて議論を交わした。同実行委の池川徹委員長は「15回大会は感染症対策など、開催できる体制を万全に整えていく」と話し、2年ぶりの実施に向けて協力を呼び掛けた。