安平町の早来中学校吹奏楽部による定期演奏会が6日、早来町民センターで開かれた。新型コロナウイルス感染症対策として保護者、関係者のみに公開。部員14人が音楽を通して、感謝の気持ちを届けた。
今年度は感染拡大による緊急事態宣言が長く続いたため、活動は長期間、自粛を強いられ、ようやく再開したのは10月に入ってから。この日の演奏会に向けて、限られた時間の中で練習を重ねてきた。
プログラムは、日胆地区吹奏楽コンクールで演奏した「西遊記~天竺への道」をはじめ、「日本を勇気づける名曲」と題し、スキマスイッチの「全力少年」、ゆずの「栄光の架橋」など8曲を合わせたメドレー、初音ミクが歌う「千本桜」など。アンコールではSMAPの「世界の一つだけの花」を披露した。また、この演奏会を最後に部活動を退く3年生に1、2年生から花束のプレゼントがあり、会場は温かい雰囲気に包まれた。