穂別高吹奏楽部が定期演奏会 元気いっぱい奏でる

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年11月4日

 むかわ町の穂別高校吹奏楽部の定期演奏会が3日、穂別町民センターで開かれた。部員6人と少人数ながら、来場した保護者や地域住民ら約50人に、高校生らしい元気いっぱいの演奏を届けた。

 演奏会は2部構成。前半の第1部では、校歌や歌手の一青窈が世界平和を願って作った「ハナミズキ」を合唱したほか、トーンチャイムを使い「星に願いを」など2曲を奏でた。さらに、多くの世代から支持される日本の音楽グループTHE BOOMの「風になりたい」を演奏とコーラスを合わせて披露した。

 後半の第2部では、アニメのテーマ曲「シュガーソングとビターステップ」やKing Gnuの大ヒット曲「白日」など若者に支持される曲と、フィンガー5(ファイブ)の「学園天国」や美空ひばりの「川の流れのように」など大人や年配にも親しみやすい曲を掛け合わせて演奏。来場者は手拍子をして一緒に楽しんでいた。

 3年生の渡辺知陽部長(18)は「(新型コロナウイルス感染拡大による)緊急事態宣言が続いて練習時間が減り、部員同士で集まる機会が少なくなったので不安だったが、みんなで心を一つにし、楽しい雰囲気の中で演奏できた」と充実感をうかがわせた。3年生は定演を最後に引退となり、「楽しい体験よりコロナ下で苦しかったり、歯を食いしばったりすることが多かったが、身に付けたイレギュラーへの対応力を今後に生かしていきたい」と話していた。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー