2021年度のむかわ町教育研究会・穂別小学校公開研究会が2日、同校をメイン会場にオンライン開催された。町内の小中学校教職員ら約80人が参加。国語の公開授業などで研究成果や課題を共有した。
研究テーマは、国語の学習を通した「自ら考え、進んで学び合うことのできる子どもの育成」。全体会では具体的方策として▽身に付けさせたい資質・能力を明確にした授業づくり▽主体的な学びの実現を目指した授業づくり▽対話的な学びの実現を目指した授業づくり―などを挙げ、児童1人につき1台与えられているタブレット端末の活用についても紹介した。
公開授業は事前収録した映像をDVDで上映。このうち、5年生の国語授業は「廊下や階段を正しく歩くためには」を議題に児童が意見交換する内容で、各自の考えを話し合う時間も設けており、参加者から「子どもが参加しやすい」などと評価する声が多く上がったほか、「ICT(情報通信技術)を活用することで板書の時間を短縮できる」といった意見も出ていた。