「ポスト・コロナ時代のまちと文化創造」 来月3日、シンポジウム 文化活動に関わる人たち登壇  白老

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  • 2021年10月29日

 白老町のNPO法人しらおい創造空間「蔵」(毛笠史寛会長)は、町本町で運営する文化施設「蔵」で11月3日、「ポスト・コロナ時代のまちと文化創造」と銘打ったシンポジウムを開催する。民族共生象徴空間(ウポポイ)の関係者や白老で文化芸術に関わる人たちが登壇し、文化活動の社会的役割などについて語る。

 第1部は「白老から世界へ、世界から白老へ」を主題とし、昨年7月に白老町ポロト湖畔で開業したウポポイの関係者らがパネリストを務める。

 ウポポイの野本正博文化振興部長は「ポロトコタンの50年、土地の記憶より」、国立アイヌ民族博物館の佐々木史郎館長は「国立アイヌ民族博物館が白老にある意味とは」をテーマとし、アイヌ文化復興・発信施設の役割や意義、展望などについて話す。また、ウポポイ近くのポロト湖畔に来年1月、温泉宿泊施設を開業する星野リゾート(長野県軽井沢町)の相内学北海道統括総支配人は星野リゾートと自治体との街づくり事例、ウポポイへの期待について語る。

 第2部は「白老で生まれたクリエーティビティ」と題し、地元で文化活動に関わる4人が登壇。飛生アートコミュニティーを運営する芸術家の国松希根太さん、シンガー・ソングライターの大学生さっちゃん、白老出身で東京の映像制作会社に勤める広告プランナー中谷公祐さん、地元人気パン店ブーランジェリーニシオを経営する西尾圭史さんが地域への思いを語る。

 シンポジウムを企画したNPO法人は「白老におけるさまざまな文化活動の意義などについて考え、蔵の役割も発信する機会としたい」と言う。

 開催時間は午後2時から5時。参加費は無料。会場参加の定員は40人、オンライン参加は同100人。申し込みはメールhttps://shiraoi-kura.com/、またはしらおい創造空間「蔵」 電話0144(85)3101。

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