安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」は17日、早来小学校体育館で体験プログラム「スポーツ探検隊」の陸上編を開いた。参加した町内の小学生13人が専門家の指導で速く走るためのこつなどを学んだ。

　スポーツに触れる機会をさまざまな競技、種目で設けることで町全体の活性化につなげる取り組み。陸上競技は当初、運動会シーズン前の5月に企画していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。

　この日は「厚真スローイングチーム」のスタッフ、団員が指導、サポートに当たった。児童たちは地面を力強く蹴るためのステップや腕の振り方、スタートの練習など実際にクラブで取り入れているトレーニングのほか、2チームに分かれてリレーを体験した。

　安平小6年の佐藤翼輝君（11）は「すごく楽しく、いつもより速く走れた気がした。マラソンの授業でも生かせると思うし、中学生になったら100メートルで14秒台を目指したい」と話していた。