日本遺産「炭鉄港」と石勝線開通40周年を記念した鉄道イベント「鉄路の軌跡~鉄道と歩んだ街『追分』の栄光~」(あびら観光協会主催)が9日午前、安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で始まった。鉄道とともに歩んだ在りし日の追分の街並みなどをパネル写真や映像で再現し、場内は多くの鉄道ファンでにぎわっている。
会場内には、石炭貨車をけん引した当時の情景のパネル解説やジオラマ、昭和40~50年代に旧国鉄マンが撮りだめした写真がずらりと並んだほか、鉄道官舎の一室をモチーフにした部屋、追分機関区をCGパースにして展示。デゴイチのラストランの動画も放映している。また、鉄道に関する本やグッズの販売ブース「お宝市」を構えた。大正時代に使用していた掛け紙をデザインした「復刻! 追分の駅弁」も数量限定で特別販売し、正午すぎに完売する盛況ぶりだった。
イベントは10日午後4時まで。また、道の駅とJR追分駅で石勝線開通40周年を記念した写真展も開催している。