むかわ町の宮戸小学校(村上圭介校長)は7日、授業の一環として、同町宮戸の田んぼで全校稲刈りを行い、児童14人が地元農家の協力を得て、収穫、脱穀作業などを体験した。
地域の産業について学ぶ同校の一大行事の一つ。新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年から田植え、稲刈りと一連の米作りを見送っており、児童にとっては2年ぶりの収穫体験となった。
地元の農家、斉藤哲成さん(51)が所有する田んぼの約1アールを借りて「ゆめぴりか」を育てた。児童たちは黄金色に広がる稲を横一列に並び、鎌で丁寧に刈り取った。6年生の六角明憲君(11)は「久しぶりに収穫できて楽しかったし、脱穀からの作業について質問もできた。今年もできないと思っていたが、コロナが落ち着いてできたのでよかった」と話していた。