仏・凱旋門賞あす夜 ノーザン ファーム生産 クロノジェネシスら参戦

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年10月2日

 競馬で世界最高峰のレースとされる凱旋(がいせん)門賞(G1、芝2400メートル)の第100回記念レースが日本時間の3日夜、フランス・パリロンシャン競馬場で行われる。日本馬では安平町のノーザンファーム生産のクロノジェネシスらが大舞台に参戦。日本競馬界初の悲願が達成されるか注目される。

 クロノジェネシスは昨年の有馬記念優勝、宝塚記念2連覇など15戦8勝。アーモンドアイが引退した今、「現役最強馬」とも言われる。また、2004年凱旋門賞を制したフランス馬のバゴを父に持ち、親子での優勝にも期待がかかる。

 1日に行われた遠浅小学校の児童による提言発表の後、及川秀一郎町長は凱旋門賞の話題に触れ、「多くの方が飼育し、お世話をした馬が第100回の記念レースに臨む。優勝して、世界中に安平町の名をとどろかせてほしい」と話していた。

 このほか、村田牧場(新冠町)生産のディープボンドは、凱旋門賞の前哨戦の位置付けとなる9月のフォワ賞で勝利。祖父ディープインパクト、父キズナに続き親子3代での凱旋門賞挑戦となる。ノーザンファーム生産でアイルランド育ちのディープインパクト産駒スノーフォールも有力視される。

 凱旋門賞は、欧州馬を中心に15頭が出走を予定しており、日本時間の3日午後11時5分発走。日本馬ではこれまで2着が最高で、「かつてのディープインパクト、オルフェーヴルでさえも届かなかった栄光を、今年こそは」と関係者の期待は高まっている。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー