白老でのアート活動振り返る 羊屋白玉さんら座談会

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  • 2021年9月21日

 国内外で活動する劇作家・演出家の羊屋白玉さんを中心としたアーティストらが白老町で展開してきた活動を振り返る座談会「シラオイ・オープンマイク」が19日、町大町のファミリー居酒屋河庄で開かれた。

 羊屋さんと仲間のアーティストらは2017年から、飛生アートコミュニティー(町竹浦)主催の飛生芸術祭に参加。「グッドモーニング トビウ!」(17年)、「シラオイ マッシュルーム パビリオン」(18年)、「トビウ小7年2組」(19年)、「牛をめぐる冒険」(20年)といった文化芸術のプロジェクトを繰り広げてきた。

 座談会はこれまでのプロジェクトを振り返り、活動の意味を理解し合うために企画。19日と11月21日、12月19日の3日間の日程を組んだ。

 関係者や町民ら約20人が集まった初回の座談会は、「シラオイ マッシュルーム パビリオン」をテーマに開催。大町商店街にあった旧柏村旅館を会場に、キノコの造形作品を展示した同パビリオンの記録映像を見た後、羊屋さんら関係者が当時を回想。小さなキノコが森の生態系を支える役目を担っていることなど、奥深さを語り合った。

 11月21日の座談会は「トビウ小7年2組」、12月19日は「牛をめぐる冒険」をテーマに開く。会場はしらおい創造空間「蔵」で、午後1時半から開催。定員30人。参加の予約はtobiu.comの予約フォームか、森嶋さん=携帯電話080(5591)0098。

 一方、大町のカフェ・宿泊施設ハクホステルでは、羊屋さんらのこれまでの活動を紹介する展示プログラム「シラオイタウンページ コンピレーション」が10月10日まで開かれている。

 劇団「指輪ホテル」の芸術監督を務める羊屋さんは街や森、劇場などさまざまな場を舞台に演劇を創作し、国内外で上演。米国週刊誌ニューズウィークで「世界が認めた日本人女性100人」にも選ばれている。

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