「信用できない」 住民から怒りと不安の声

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年9月17日

 厚真町豊沢地区のルーラルマナビイハウスで16日に開かれた岩倉建設による工事施工不良に関する説明会。参加した住民からは「ばかにしているのか」「信用できない」との怒りや「ここで暮らしていて大丈夫なのか」といった不安をあらわにする声が相次いだ。

 住民組織のルーラル・フォーラム地区復興特別委員会のメンバーでもある松井博之さん(63)は「3年前にあれだけの地震があって、こんなことになって。気持ち的には3年前よりもマイナスだ」と肩を落とす。同委員会で6月に施工不良を指摘して以来、町、岩倉建設とは6回にわたって話し合いの場を持った。松井さんは「町も(岩倉建設に)頼り切ってしまった部分があったのでは。チェックがしっかりしていたら、途中で工事を止めることもできたはず」と不満を漏らし、今後行われる再工事に対し「町にきちんと管理してもらうしかない。しっかり見定めてほしい」と注文を付ける。

 工期は来年2月までを予定し、冬をまたぐ。この間、騒音や振動などによる住民のストレスが懸念されるが、説明会に参加した女性は「とにかくきちんと、責任ある工事をしてもらいたい」と切実に訴えた。

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