白老町は24日、町総合保健福祉センターで戦没者追悼式を開いた。戦争で身内を失った遺族らが戦没者の冥福と恒久平和を祈った。
追悼式は新型コロナウイルス対策で主催者や遺族会代表のあいさつを省き、献花のみを行った。町遺族会の村田記之会長(82)をはじめ、戸田安彦町長、町議会議員ら参列者一人ひとりが祭壇に花を手向け、平和を守る誓いを新たにした。
戦争で父親を亡くした村田会長は「時代の進展で遺族会の会員も減少しているが、平和を希求する団体として存続させる方法を模索していきたい」と話した。
町によると、太平洋戦争などで命を奪われた白老関係者は判明している分で約200人に上るという。