厚真町議会は23日、臨時会を開き、敬老祝い事業として自治会や老人クラブ等が実施した高齢者の長寿祝いに掛かる経費の補助金などを含む2021年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。
町によると、町の敬老会を中止したことに伴い、自治会や老人クラブ等で実施した長寿祝いの経費負担を軽減するのが目的。町内在住の満79歳以上となる725人を対象に1人当たり3000円で算出しており、210万円を計上した。
このほか町内の小売、飲食店、宿泊、理美容業など対面サービスを行う事業者が、感染症対策としてアクリル板やパーティションなどの備品、空気清浄機、非接触型体温計を購入した際に掛かる費用を支援する経費として750万円を盛り込んだ。
また、町職員1人と町内こども園に通う園児1人が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、濃厚接触者や濃厚には当たらないものの近くで接した職員らに実施したPCR検査で、全員が陰性だったことを行政報告した。