テーブルを組み立てる 「ガンケ山」遊び場づくりに挑戦 追分小6年生

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  • 2021年8月23日

 安平町の追分小学校(花田啓光校長)の6年生が、総合学習の一環で追分地区にある「ガンケ山」の遊び場づくりに挑戦している。地域住民の指導を受けながら、木材で屋外テーブルや荷物置き、看板を作って今月末に設置する予定だ。

 外部の協力を得ることで教員を支援する「センセイサポート」を活用。7月から準備を進め、現地視察を行ったほか、児童自らが遊び場に置きたい遊具を考案した。

 20日は地元の有志でつくる「おいわけ遊び場O!en(おーえん)隊」のメンバーが講師となり、組み立て作業に挑戦。児童たちは慣れない作業に苦戦しながら、寸法を測って木材に電動ドリルでねじを差し込んでいった。小笠原佑菜さん(11)は「家でも見たことはあるけれど、自分たちで作ったことはないので新しい経験ができてよかった。物を置いたり、話をしたりするときに使ってくれたらうれしい」と期待する。

 講師を務めた米田典勇さん(71)は「最初は遠慮しがちだったが、途中から積極的に参加してくれた。わずか1、2時間で熟達するし、吸収も早くてびっくりする」と目を細めていた。

 組み立てたテーブルや荷物置き、看板は今後、塗装して今月末にガンケ山に設置する。合わせて完成の記念式典を予定している。

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