千歳駅前通り振興会(谷口満会長)は23日から9月12日までの毎週木・金・土曜の夕方、千歳駅前通り(国道337号)の歩道に「夏のゆうやけテラス」を開設する。旬の地場野菜を販売するマルシェや屋台、カフェが出店し、新型コロナウイルスの感染拡大で多大な影響を受けた地域経済の盛り上げにつなげる。
ゆうやけテラスは、市内千代田町1~6丁目の約800メートル区間の歩道部分を使って展開する。道路を管理する国土交通省がコロナ禍にある飲食店を支援するため、緊急措置として道路の占用許可基準を緩和したのを受け、今回初めて企画した。緊急措置を利用した国道(歩道)の活用は道内で千歳市が初めてという。
イベントは、いずれも午後4時から同9時に開催し、現在、駅前通りのカフェやホテルなどが準備を進めている。駅前通り振興会は、歩道の通行に支障を及ぼさないことはもとより、3密を回避する新型コロナ感染防止対策も講じていく考えだ。
千歳の目抜き通りでもある駅前通りは、コロナの影響で観光客やビジネス客が激減。今も回復までに至らず、谷口会長は「コロナの影響を受ける事業者は少なくない。人出が減った駅前通りのにぎわい創出になれば」と話す。
現在、千歳市商店街振興組合連合会が窓口になり、イベントの参加店も募っている。問い合わせは市振連 電話0123(26)7007。